■エアーコンプレッサーの引取・レンタルも行っておりますので、お気軽にお問合せください。
■エアードライヤー・エアータンク・エアーガン・クーリングタワーなどの関連機器も取扱いしております。
■ベビコン・スクリュー・レシプロ・VHC・ホイスト・モートルブロック・電動工具等の販売・修理
・点検の事ならお任せください。
日立エアーコンプレッサー |
1、特に重要な点検項目と内容
定期点検・整備による予防保全には、次の項目の点検が大切です。
予防保全による不具合要因の早期発見が安心して圧縮機をご使用になるポイントです。
各製品の取扱説明書に記載の定期点検・整備の励行をお願いします。
■運転管理上の注意事項
・オイルタンクドレン内ドレンの確認及び排出
合成油使用機は1週間に1度
鉱物油使用機は毎日の使用前
・油面は運転中に正常範囲内(上下朱線間)
・パッケージ内部(クーラー等)に、塵埃が蓄積しないよう定期的なエアーブロー清掃
■運転環境
・圧縮機近傍の可燃物設置や火気作業等の禁止
・圧縮機設置場所(塵埃、腐食性ガスの対策改善)
・空冷式圧縮機 換気方法の対策改善
・水冷式圧縮機 水質の管理
■潤滑油系統
・定期的な新油交換(油種確認) 鉱物油(半年毎)、専用合成油(2年毎)
・油面計の油量確認(毎日)及び油面計交換(2年毎)
・オイルフィルター部品交換(1年毎)
・オイルセパレーターエレメント部品交換(1年毎)
■駆動関係
・ベルト張力の確認調整、定期交換
■電気系統
・モーターの点検(1年毎)とオーバーホール(4年毎)
・インバータの点検(1年毎)及び部品交換(4年、6年、8年)
・電気品、ケーブルやリード線の点検(1年毎)
■定期整備
・予防保全のための定期整備(1年毎)とオーバーホール
2、定期点検・整備のメリット
■オイルセパレーターエレメントの詰り
汚損で圧力損失が増加すると電力ロスになります。
■吸込みフィルターの汚れ
汚損したまま使い続けると増エネにつながります。
-1000mAqの詰りで空気量は10%減少、電気比のロスは7%増加。
※1段圧縮で吐出圧力:0.69MPa時の例
■オイルの酸化・劣化
オイル交換をしないと性能、寿命低下を招きます。
酸化・劣化が進行してスラッジが生成されると
オイルセパレーターエレメントが詰り電力ロスにも
つながります。
3、圧縮機用インバータ定期整備のおすすめ
電気機器はメンテナンスが不要とお考えになっていませんか?
インバータに使用している部品には、一定年数を経過すると
特性が低下するものがあり、基盤、フィン、ファン等は
定期的な点検、清掃が必要です。
交換が必要な部品の中でも特にアルミ電解コンデンサは
周囲温度が寿命に大きく影響します。
■アルミ電解コンデンサの寿命
注:日本電機機械工業会『汎用インバータ定期点検のおすすめ』による
■インバータ冷却ファン目詰り
放熱用冷却フィンが目詰り。
内部温度上昇で部品劣化します。
モジュール破損につながることも。
4、整備前後の比較
■オイル・オイルゲージの交換
・オイルレベルがわかりますか?
オイル劣化は、ベアリング、オイルフィルター、オイルセパレー
ターエレメント等の消耗品の性能、寿命を低下させます。
■吸込みフィルターの交換
・吸込みフィルターは汚れていませんか?
吸込みフィルターの目詰りは、電カロスにつながります。
定期的な清掃・交換が省エネになります。
■オイルセパレーターエレメントの交換(ハウジング取外し状態)
・オイルの供給量が増えたり、補給周期が短くなっていませんか?
オイルセパレーターエレメントが目詰りしますと、オイル消費
量が増え電カロスになります。
■ベルトの交換
・"キュルキュル"音がしていませんか?
ベルトの摩耗張力の不足は電カロスにつながります。
また、ベルト折損による圧縮機の異常停止につながります。
■アフター・オイルクーラーフィン部の清掃
・冷却ファンの汚れや詰りはありませんか?
冷却不足となり圧縮機の異常停止につながります。
定期的な清掃(エアープロー)が必要です。
■ドライヤー擬縮器フィン部の清掃
・冷却ファンの汚れや詰りはありませんか?
冷却不足となりドライヤーが異常停止し、
末端ラインからドレンがでます。