■エアーコンプレッサーの引取・レンタルも行っておりますので、お気軽にお問合せください。
■エアードライヤー・エアータンク・エアーガン・クーリングタワーなどの関連機器も取扱いしております。
■ベビコン・スクリュー・レシプロ・VHC・ホイスト・モートルブロック・電動工具等の販売・修理
・点検の事ならお任せください。
日立エアーコンプレッサー |
1、特に重要な点検項目と内容
定期点検・整備による予防保全には、次の項目の点検が大切です。
予防保全による不具合要因の早期発見が安心して圧縮機をご使用になるポイントです。
各製品の取扱説明書に記載の定期点検・整備の励行をお願いします。
■運転管理上の注意事項
オイルフリースクリュー圧縮機はドレン処理が必要です。
特に下記事項を励行してください。
1.ドレンの逆流を防止するため停止機の吐出配管仕切弁は常時閉
2.1週間以上の長期間停止を行う場合は、アンロード運転を5分間継続し、
圧縮機本体内部を乾燥状態にしてからの停止。また、1週間に1回5〜10分程度の運転
3.ドレン配管はドレン溜りを防止するため単独配管で大気開放
4.制御配管フィルターのドレン排出
5.アフタークーラーのドレンバルブは常時微開とし最低1日1回のブロー
6.インタークーラーのドレンバルブは常時開
■運転環境
・圧縮機近傍の可燃物設置や火気作業等の禁止
・圧縮機設置場所(塵埃、腐食性ガスの対策改善)
・空冷式圧縮機 換気方法の対策改善
・水冷式圧縮機 水質の管理
■駆動関係
・ベルト張力の確認調整、定期交換
■電気系統
・モーターの点検(1年毎)とオーバーホール(4年毎)
・インバータの点検(1年毎)及び部品交換(4年、6年、8年)
・電気品、ケーブルやリード線の点検(1年毎)
■定期整備
・予防保全のための定期整備(1年毎)とオーバーホール
2、定期点検・整備のメリット
■ベルトの張力不足
ベルトの張力不足は電カロスになります。また、
ベルト折損による圧縮機の異常停止につながります。
■クーラーの汚れ・詰り
冷却フィンの汚れや詰りはクーラーが冷去口不足になり、
オイルや吐出空気温度が上昇し圧縮機の異常停止につながります。
■吸込みフィルターの汚れ
汚損したまま使い続けると増エネにつながります。
-1000mAqの詰りで空気量は10%減少、電気比のロスは7%増加。
※1段圧縮で吐出圧力:0.69MPa時の例
3、圧縮機用インバータ定期整備のおすすめ
電気機器はメンテナンスが不要とお考えになっていませんか?
インバータに使用している部品には、一定年数を経過すると
特性が低下するものがあり、基盤、フィン、ファン等は
定期的な点検、清掃が必要です。
交換が必要な部品の中でも特にアルミ電解コンデンサは
周囲温度が寿命に大きく影響します。
■アルミ電解コンデンサの寿命
注:日本電機機械工業会『汎用インバータ定期点検のおすすめ』による
■インバータ冷却ファン目詰り
放熱用冷却フィンが目詰り。
内部温度上昇で部品劣化します。
モジュール破損につながることも。
4、整備前後の比較
■吸込みフィルターの交換
・吸込みフィルターは汚れていませんか?
吸込みフィルターの目詰りは、電カロスにつながります。
定期的な清掃・交換が省エネになります。
■逆止弁の交換
・アンロード時吐出空気温度が上昇していませんか?
錆等で逆止弁の漏れによりアンロード時に吐出空気温度が
上昇し圧縮機の異常停止につながります。
■クーラント液の交換
・クーラント液の液面が下がっていませんか?
クーラント液が不足していると異常停止につながります。
クーラント液は経年劣化しますので必ず、全量交換が必要です。
■ベルトの交換
・"キュルキュル"音がしていませんか?
ベルトの摩耗張力の不足は電カロスにつながります。
また、ベルト折損による圧縮機の異常停止につながります。
■クーラーフィン部の清掃
・冷却ファンの汚れや詰りはありませんか?
冷却不足となり圧縮機の異常停止につながります。
定期的な清掃(エアープロー)が必要です。
■オイルミストリムーバーエレメントの交換
・オイルミストリムーバーエレメントが汚れると潤滑油消費量の
増加や圧縮機の軸封機能の低下につながります。